インビザライン(Invisalign)2020.08.27


インビザラインは全世界で 800 万人以上の患者さんの治療に使用されている、先進の目立ちにくいマウスピース型矯正装置です。

 

インビザラインの登場により、矯正治療のハードルは飛躍的に下がりました。

何しろ矯正に興味のあるほとんどの方が心配される、見た目の問題、期間の問題、治療回数の問題、痛みの問題の殆どが、このマウスピース型矯正装置の登場によって大幅に解消されたのです。

 

インビザラインには、矯正を始めたくても様々な理由から治療開始への一歩を踏み出せない方の悩みを解決でき得る沢山のメリットが存在するため、

矯正装置の選択として、インビザラインを選ばれる患者さんの割合は毎年伸び続けています。

 

今回は、従来の矯正装置とインビザラインの違い、素材、制作方法やその特徴についてお話ししていきたいと思います。

 

 

目立たない矯正装置

インビザラインは、透明で薄く目立たないマウスピース型矯正装置であるため、

歯列矯正中であることを周囲にほとんど気づかれずに装着可能で、矯正期間中の見た目にストレスを感じさせません。

 

 

痛くない矯正

インビザラインにおいては、一つのマウスピースによる歯の移動量が 0.25mm と決められているため過度な力をかけずに治療を行うことができ、従来型の矯正装置に比べて痛みが少ないと言われています。

また、ワイヤー等を使用しないため装置が粘膜に当たり口内炎ができたり、しゃべり

づらいということもほとんどありません。

 

通院回数が少ない

3 次元治療計画ソフトウェアを通じて、治療開始から完了に至るまでの歯

の移動を、コンピューター画面上でシミュレーションできるため、

通院は基本的には 3 か月に 1 度くらいの頻度で治療が可能で、最小限の通院回数で治療を行うことができます。

 

衛生的矯正

従来の矯正装置では患者さんが自身で装置を着脱する事ができなかった為、食事後の不快感や、清掃の困難さがしばしば問題となりましたが、インビザラインは簡単に取り外しが可能なためいつでも簡単に歯のお手入れが可能で、口腔内を衛生的に保つことができ、矯正治療期間中の歯のメンテナスを非常に容易にしてくれます。

 

金属を使わない矯正

インビザラインではブラケットと呼ばれる歯面に付ける金属製の装置や、ワイヤーなどを使用しないため、金属アレルギーの心配がありません。また、治療期間中に装置が脱落してしまったりして緊急で歯科医院を受診したりすることがありません。

 

 

治療計画

インビザラインは、先端の CT スキャン技術により患者さんの歯型の印象から高精度の模

型をコンピューター上に具現化することができ、クリンチェックと呼ばれる 3D シミュ

レーションソフトにより、治療開始から完了までの治療計画の検討と立案ができます。

 

患者さんと歯科医師が、コンピューター画面上で歯の移動シミュレーションを詳細に3D画像で見ることができるため、治療期間中や治療後の歯列のイメージがつきやすく、治療に対するモチベーションアップにもつながります。

 

 

マウスピース型矯正装置の作り方

そもそもインビザラインとは、米国アライン・テクノロジー社が独自に開発した先端3次元画像化技術および審美的要素を融合した歯科矯正装置、インビザライン・システム(Invisalign System)のことを指します。

 

インビザラインの製作工程は、歯型を採り、個別に製作した治療計画フォームと共に米国

に郵送します。届いた歯型は 3 次元的にデジタルデータ化され、コンピューター上にて歯

をどのように動かしていくかなどの計画を立てていきます。

計画が完成し承認を行うと、治療のスタートから終わりまで、段階ごとの形を的確に再現したマウスピースが、一度に全て製作されます。

 

またインビザラインの素材は、歯牙移動のコントロールを向上させるため、より持続的で適度な矯正力を加える為に独自にデザインされたマウスピース素材で出来ています。

 

 

インビザラインに似たマウスピース型の矯正

インビザラインはマウスピース型矯正装置のパイオニアですが、

類似した後発商品もたくさん存在します。

 

多くは見た目も透明であり形も類似しているため、全く同じ効果や

使用用途があるものだと誤解されています。しかし、実際は製作工程や治療システムが大き

く異なるため、治療効果や治療可能な範囲も大きく異なってしまいます。

 

インビザラインではオートメーション化され、高度なアルゴリズムによって歯牙移動の最適な進め方とインビザライン治療の各ステージのアライナー(マウスピース)の形状を決定していても、

 

類似のマウスピース型矯正装置は、歯科技工士が模型上で少し歯を動かした状態を予測してマウスピースを製作し、そして歯が少し移動した状態で再び歯型をとり、治

療が完了するまで何度も何度も同じ作業を繰り返したりしなければいけなかったりします。

マウスピース型の矯正装置を選択される際は、装置の特徴等良く理解をされてから治療を始められるようにしましょう。

 

 

冒頭にも書かせていただいたように、インビザラインは従来の矯正装置のネガティブな部分を大きく払拭した先進のマウスピース型矯正です。メーカーのアラインテクノロジー(Align Technology, Inc.)は現在も研究開発への投資を続けていて、今後も製品のラインナップや、適応症例等は増え続けていくことでしょう。

 

幡ヶ谷駅前歯科では従来の矯正装置だけでなく、知識と経験も豊富な矯正医によるインビザラインも行なっております。

インビザラインについて興味がおありの方は、お気軽にご相談ください。

 

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