検診2017.06.13


こんにちは
幡ヶ谷駅前歯科です。
最近は暑い日が続いたり、土砂降りの雨になったりとなかなか過ごし辛い日が続いておりますが、皆様はいかがお過ごしですか?
5月、6月は学校、職場にて健康診断が行われていて、生活習慣に関わる部分で言及されてしまったという方は多いのではないでしょうか?また、歯科検診にて『要注意歯』の欄にチェックが入ってしまっていて『歯医者さんに行かなくちゃ』なんて思ってらっしゃる方もいらっしゃると思います。
ここで、検診と健診についてお話したいと思います。
一般的に健診は健康診断の略であり、病気の予防・早期発見のために行う医療機関行う診断であり、健康の確認、程度、病気の危険因子の有無を見ることが目的であり、検診は病気にかかっているかどうか検査するために診察することとされ、特定の疾患の早期発見、早期治療が目的となっております。
どちらの『ケンシン』早期発見、早期治療を目的としております。
一般歯科の領域の疾患でメインとなってくるのは虫歯と歯周病となっていますが、どちらも細菌による感染症であり、適切な方法で口腔内のケアを行えば、予防することができます。虫歯や歯周病は、外から簡単に見える部分ではないために、その他の体の病気と比べると軽視されがちですが、特に歯周病は様々な病気との相関性が明らかになっており、心臓病、糖尿病、肺炎、骨粗しょう症、早産や低体重児の出産など、わかっているだけでもこれだけ多くの病気に対し影響をするそうです。もちろん、虫歯にも歯周病にも程度があり、全身にまで及ぶケースばかりではありませんが、早期発見、早期治療を行っておけば一度で治せたものも、発見が遅れると歯を抜かなければならなかったり、専門的な病院で大きな手術になったりする場合もあります。
このようなことを避けるためにも、最近歯科医院に行っていない方や健診でチェックがついてしまった方は一度歯科医院での精密検査をお勧めいたします。
また、会社の検診では時間の関係上どうしても精密な検査を行うことはできず、歯周病の検査やレントゲン検査は行われないため、視診では発見できない疾患は見逃されてしまう事がありますが、歯科医院で行う歯周病の検査では歯と歯茎の間を専用の定規(ポケットプローブ)を使い、残存する全部の歯の歯周ポケットの深さを測り、それぞれの歯のどの部分から出血や排膿があるか、歯石の付着部位はどこなのか、それぞれの歯が動揺などしていないかなどを診断していきます。歯周病の診断や重症度のレベルを知るにはこの検査が必要不可欠となります。皆様もテレビ等でご存知のように、歯周ポケットとは歯と歯茎の隙間のことをいい、これが深くなると歯が揺れてきたり、最悪の場合歯が勝手に抜けてしまう場合もあり、いわゆる歯槽膿漏という状態となります歯槽というのは歯が埋まっている骨のことで、そこから膿が漏れているのですから、全身的にもいい影響があるわけないですよね?
歯周病の検査はもう一つあり、これがレントゲンの検査です。おそらく歯科医院のレントゲンの検査で一番最初にとるものがパノラマX線と呼ばれるものです。この検査は、顔全体のレントゲン写真であり、顎の中に隠れている病気を発見するのはもちろん、虫歯や歯周病を発見することができます。歯周病は歯の周りの組織が損傷を受けたり、骨が溶けてしまう病気なのですが、このパノラマX線写真を撮影することにより、歯の周りの組織が他の歯と比べてどのくらい失われたか、損傷を受けているのか、視診では見えない部分を一目瞭然で診ることができます。また、骨の内部や、上顎洞の中にある歯科領域ではない病変も見つけられる場合があり、広い領域での病変の発見に非常に有効です。
TVのCMでもよく耳にする歯周病ですが、現在3人に1人は罹患してると言われており、まさに国民病となっています。歯周病はご存知の通り感染症で、多くの場合一番最初の家族から起こります。特に両親からお子さんへの感染は非常に早く、夫婦間での感染速度の2~3倍の速さで起こります。歯周病は進行してしまった場合完全に治癒することは非常に難しく、進行を遅らせることがメインの治療になってしまいます、しかし早期に発見し治療を進めることで、歯周病の進行を遅らせ、歯の寿命を延ばすことができますので、気になる方は是非一度歯科医院での検診を受けられてください。
 当院では歯科疾患の予防はもちろん、早期発見、早期治療に力を入れてております。
お口のことでお悩みががございましたら、ご相談いただければと思います。
私たちは地域の皆様のQuality Of Life(生活の質)の向上のため、口腔衛生の向上に努めてまいります。
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