先だって投稿いたしました当院で行っている滅菌のコラム(https://hs-dent.com/幡ヶ谷駅前歯科の感染症対策%ef%bc%88器具の滅菌・消毒/)の続きとなりますが、器具の滅菌や消毒とは別に、幡ヶ谷駅前歯科では院内感染の予防として、環境づくりにも大変力を入れています。
最近世界的に感染が広がっている新型コロナウィルスが出るずっと前から、世間には季節性のインフルエンザやノロウィルスなど、様々な感染症が存在しています。
そのため幡ヶ谷駅前歯科では開業当初より患者さんやスタッフの安全のために、
・医療機関用空気浄化装置
・口腔外バキューム
・次亜塩素酸による空気除菌
など、様々な機器や方法を用いて院内感染の予防に努めています。
今回は当院で感染症に対して行っている院内環境づくりについてご説明いたします。
当院のメイン診療室内の通路天井には、大型の医療機関向け空気浄化装置である『メディカルライトエアー』が設置されています。
この空気浄化装置は、48畳の空間を1時間に4回換気を行う容量を持ち、
ウィルス除去率99.95%,PM2.5 の捕集率は99.99%。PM0.1 の粉塵を99.9%(東京技研HP参照)
の捕集率で浄化し、キレイな空気を院内に送ります。
また、メディカルライトエアーは光触媒セラミックフィルターで消毒液やホルムアルデヒド等の医療機関特有のニオイを分解、除去し、院内に感じる特有のニオイを積極的に取り除きます。
メーカーサイトから説明動画のリンクをお借りしましたので貼り付けておきますね。
幡ヶ谷駅前歯科では、元々匂いの少ない材料を選定して使用してはいますが、メディカルライトエアーのおかげか全くと言っていいほど歯科医院の匂いが致しません。
快適な空間のために診療中はほとんどの場合でフルパワーで運転しております。
次に診療中患者さんの口元に最も近いところで効果を発揮してくれる、口腔外バキュームについてご説明します。
歯を削っているときには勿論、多量の切削片が周囲に飛び散ります。
幡ヶ谷駅前歯科では診療中はスタッフの全員がゴーグルやルーペなどを使用し目の粘膜等を保護していますが、このようなアイガードにも、口の中だけのバキューム装置だけでは大量の飛沫がついてしまいます。
下部にリンクさせていただいた比較動画を見ていただければその差は明瞭ですが、口腔外バキュームを作動させて診療を行うと、ほぼ飛沫は患者さんや術者の方に向かっていかないことが分かります。
お顔や衣服等に飛沫が飛ばないことは勿論、これらの飛沫が空気中に漂っていかないためにも
口腔外バキュームは安全な院内環境を保つために今や必須となります。
幡ヶ谷駅前歯科では全ての診療ユニットに口腔外バキュームを取り付け、クリーンな診療環境作りに努めています。
口腔外バキュームの有無による比較動画は下記のリンクからご覧いただけます。
当院では毎年冬になると加湿器を設置し院内の湿度のコントロールを行なっていますが、
昨年あたりからトクヤマデンタルと言う会社から発売されておりますデントジアという製品を導入し、次亜塩素酸で空間を除菌・消臭する次亜塩素酸水超音波噴霧器を用いることにいたしました。
診療室や待合室といった院内環境の衛生対策として、空間に浮遊しているウイルスの抑制だけでなく、例えばドアノブに付着したウイルスの抑制にも効果があります。
次亜塩素酸水は次亜塩素酸ナトリウムを薄めたアルカリ性水溶液の約80倍の除菌効果を持つと言われ、高い除菌効果を持ちながら、皮膚に触れても問題のない扱いやすさが特徴です。
次亜塩素酸水超音波噴霧器で10倍希釈で用いた場合でも、
細菌99.9%以上、ウィルス 99.99%以上、真菌99.99%以上、芽胞菌99.98%以上の除菌率を持ちます。(トクヤマデンタルHPより引用)
幡ヶ谷駅前歯科では、この次亜塩素酸水を用いた超音波噴霧器を、待合室に1台、診療室に2台設置して、快適な湿度のコントロールと同時に清潔な空気環境を目指しています。
また、空気感染してしまうウィルスや細菌は勿論、診療ユニットや待合の椅子、ドアノブ等に至るまで行き届いた消毒ができればと思っております。
感染症は目に見えない敵で、いつどのような経路で感染を起こすかということを特定していくことは非常に困難です。そのために通常診療で用いる器具の徹底した滅菌や消毒は勿論ですが、
当院ではできる限りの対策として、空間除菌や、手に触れるところの除菌としてできる限りのことを心がけています。昨今の新型ウィルス対策の一環としても、少しでも皆様の安心のお力添えができればと思います。
幡ヶ谷駅前歯科の器具の滅菌・消毒については下記のリンクからご覧頂けます。
https://hs-dent.com/幡ヶ谷駅前歯科の感染症対策%ef%bc%88器具の滅菌・消毒/